インタラクティブExcelシート切り替えガイド (Windows版)

複数シートの切り替え方

あなたに最適なシート移動術を見つけよう

お使いのキーボードとシート数を選ぶだけで、Excel作業を劇的に効率化するシート切り替えテクニックをピンポイントでご提案します。

1. キーボードの種類は？

2. シートの数は？

あなたへのおすすめテクニック

以下の方法が、あなたの状況に最適です。

基本のショートカット

キーボード操作で隣のシートに素早く移動します。日常的な操作で最もスピードを発揮する方法です。

次のシートへ:

前のシートへ:

ノートPCの注意点

お使いのキーボードによっては、Fn キーを同時に押す必要があります。

シートが多すぎる時の秘策

シート数が多くなると、ショートカットでの移動は大変です。一覧から一瞬でジャンプするテクニックを使いましょう。

その1：シート一覧表示

画面左下、シート移動矢印 (◀ ▶) の上で右クリックします。
全シートのリストが表示されます。
目的のシート名をクリックしてジャンプします。

▼ イメージ ▼

シートの選択

1月売上
2月売上
3月売上
4月売上
...

その2：ハイパーリンク目次

「目次」シートを作り、各シートへのリンクを設置します。ブック全体の道しるべとなり、誰にとっても分かりやすくなります。

作成手順

ステップ1: 「リンクの挿入」画面を開く

リンクを設置したいセルを右クリックし、メニューから「リンク(K)...」を選択します。（または `Ctrl` + `K`）

切り取り(T)

コピー(C)

新しいコメント

リンク(K)...

セルの書式設定(F)...

ステップ2: リンク先を設定する

表示された画面で、以下の3点を設定します。

リンクの挿入

リンク先:

既存のファイル/Webページ

このドキュメント内

新規作成

電子メールアドレス

表示文字列(T):

または、ドキュメント内の場所を選択してください:

セルの参照

A1と入力してください

定義された名前

1月売上
2月売上
3月売上
4月売上

ステップ3: 「OK」で完了！

右下の「OK」ボタンを押すと、クリックで指定シートにジャンプするリンクが作成されます。

大量シートの管理術

50を超えるような大量のシートを扱う場合、手作業での管理は非現実的です。「目次」の作成を自動化し、ブック全体の構造を可視化することが重要になります。

HYPERLINK関数とVBAの連携

VBA（マクロ）を使って全シート名を一瞬でリストアップし、HYPERLINK関数で動的な目次を作成します。これにより、保守性が高く、非常に強力なナビゲーションシステムを構築できます。

テクニック別特性比較

各テクニックがどのような特性を持つのかを一覧表で比較します。あなたの目的に合った方法を見つける参考にしてください。

評価項目	ショートカット	シート一覧表示	ハイパーリンク目次
速さ	★★★★★	★★★★☆	★★★☆☆
習得しやすさ	★★★★☆	★★★★★	★★☆☆☆
正確性	★★★★☆	★★★★★	★★★★★
多シート対応	★★☆☆☆	★★★★★	★★★★★
疲労度の低さ	★★★★★	★★★★☆	★★★★★

困った！ショートカットが効かない時

ノートPCでは、PageUp / PageDown が矢印キーと兼用になっていることがあります。その場合、Fn キーを同時に押す必要があります。

Scroll Lockがオンだと、矢印キーの挙動が変わり、ショートカットが効かなくなることがあります。キーボードのScroll Lockキー（またはScrLk）のランプが点灯していたら、キーを押してオフにしてください。

セルをダブルクリックした後など、セル内でカーソルが点滅している「編集モード」中は、多くのショートカットが機能しません。Escキーを一度押して編集モードを抜けてから、再度試してみてください。