第1章-1 Excelの起動と終了
第1章:Excelを起動する方法
Excelを使い始める最初のステップは、アプリを起動することです。Windowsには複数の起動方法があり、どれも簡単です。一番使いやすい方法を見つけてみましょう。
スタートメニューから
1. 画面左下のスタートボタンをクリックします。
2. アプリ一覧から「Excel」を探してクリックします。
検索機能を使って
1. タスクバーの検索ボックスに「Excel」と入力します。
2. 表示された「Excel」アプリをクリックします。
デスクトップやタスクバーにExcelのアイコンがあれば、それをクリック(デスクトップはダブルクリック)するだけで素早く起動できます。
保存済みのExcelファイル(拡張子が .xlsx
など)をダブルクリックします。Excelが自動的に起動し、そのファイルが開きます。
Excelを起動すると、多くの場合「スタート画面」が表示されます。ここから「空白のブック」で新規作成したり、便利な「テンプレート」を選んだり、「最近使ったファイル」をすぐに開いたりできます。
もし毎回この画面をスキップしたい場合は、設定で非表示にすることも可能です。「ファイル」→「オプション」→「全般」から設定できます。
第2章:Excelを終了する方法
作業が終わったら、Excelを正しく終了させましょう。
ウィンドウ右上の「×」ボタン
最も一般的な方法です。ウィンドウの右上にある×ボタンをクリックします。開いているブックが1つだけの場合、Excelアプリ自体も終了します。
ショートカットキー: Alt + F4
Excelがアクティブな状態でこのキーを押すと、アプリケーションを終了できます。
第3章:作業の終わりには必ず保存!
どれだけ素晴らしい資料を作っても、保存を忘れると全てが水の泡です。終了する前の「保存」は絶対に必要な操作です。
こまめな保存の習慣を
予期せぬトラブルで作業内容が消えてしまうのを防ぐため、こまめに保存する習慣をつけましょう。ショートカットキーが便利です。
- Windows: Ctrl + S
最近のExcel(Microsoft 365)には、クラウド保存時にほぼリアルタイムで保存してくれる「自動保存」機能もあり、非常に便利です。
Microsoft Excel
変更を保存しますか?
上のボタンをクリックして、各選択肢の動作を確認してみましょう。
第4章:困ったときは?
「Excelが起動しない」「固まって動かない」そんな時に慌てないための基本的な対処法です。
1. まずはPCを再起動してみる: これだけで解決することがよくあります。
2. セーフモードで起動してみる: Win + Rで「ファイル名を指定して実行」を開き、excel /safe
と入力します。これで起動できれば、アドイン(拡張機能)が原因の可能性があります。
3. Officeプログラムを修復する: 「コントロールパネル」の「プログラムのアンインストール」からMicrosoft Officeを選択し、「変更」→「修復」を実行します。
1. 少し待ってみる: 大量のデータ処理中の可能性があります。数分待つと動き出すことも。
2. 強制終了する(最終手段): 未保存のデータは失われる可能性が高いので注意!
- Ctrl + Shift + Escで「タスクマネージャー」を開き、Excelを選択して「タスクの終了」をクリック。
第5章:初心者向けワンポイントアドバイス
基本操作に慣れたら、さらに便利になるヒントを知っておきましょう。
作業中のファイル名と保存場所を確認する
ウィンドウの最上部(タイトルバー)にファイル名が表示されています。複数のファイルを開いているときは、今どのファイルを編集しているか常に意識しましょう。
使っているExcelのバージョンを確認する方法
解説書やネットの情報が自分のExcelに対応しているか知るために、バージョン確認は重要です。「ファイル」→「アカウント」から製品情報を確認できます。
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