Ctrl+Sで保存する習慣を!
なぜ、つい保存を忘れてしまうの?
「うっかり」の裏には、実は理由があります。誰にでもある心のクセを知って、対策を立てましょう。
「まあ、大丈夫」という思い込み
「今まで固まったことないし、次も大丈夫だろう」と考えてしまう心の働きです。でも、危険はいつも突然やってきます。
「あとでやろう」のワナ
保存は少し面倒なので、つい後回しにしがちです。その「あとで」が積み重なると、危険も大きくなります。
集中しすぎの落とし穴
作業に夢中になっていると、保存のような他のことをすっかり忘れてしまいます。一番大事な作業中にこそ、危険は潜んでいます。
どんな時にデータは消えるの?
Excelの自動機能も万能ではありません。それぞれの長所と短所を知って、賢く使いこなしましょう。
保存の方法くらべ
※ 自動回復は、設定によっては作業の一部が消えることがあります。
機能 | 良いところ | 注意するところ |
---|---|---|
`Ctrl+S` (自分で保存) | 自分の好きなタイミングで、確実に保存できる。一番安心。 | 自分で押すのを忘れないようにする必要がある。 |
自動回復 | PCが固まった後、作業の途中まで戻せる可能性がある。 | 保存するまでの作業は消えてしまうことがある。 |
自動保存 (クラウド) | インターネットにつないでいれば、自動でどんどん保存してくれる。 | 間違った変更もすぐに保存されてしまう。 |
「Ctrl+S」をクセにしよう!
「がんばる」のではなく、自然に指が動くように。かんたんな練習で、保存を当たり前にしましょう。
習慣にする3つのステップ
きっかけ
「キリのいい所まで終わったら」
やること
`Ctrl+S` を押す
ごほうび
「よし、安心!」と感じる
7日間チャレンジ
意識してやってみる
まず「一行入力し終わったら」など、一番簡単なきっかけを一つだけ決めます。その時だけ `Ctrl+S` を押すことに集中します。
きっかけを増やす
慣れてきたら、きっかけをもう一つ増やします。例えば「電話が鳴ったら、出る前に押す」など。色々な場面で押す練習です。
自然にできるように
練習を続けると、保存しないと何だか気持ち悪く感じてきます。そうなれば、もう習慣になったサインです!
もっと安心!上級テクニック
大事なファイルを間違って上書きしないための、プロの技も覚えておきましょう。
`Ctrl+S` (上書き保存)
今のファイルに、変更した内容を保存します。作業の途中で、こまめに使いましょう。
`F12` (名前を付けて保存)
ファイルのコピーを、別の名前で新しく作ります。バックアップや、大きな変更の前に使います。
上書きを防ぐプロの技
技1:自動でバックアップを作る
「名前を付けて保存」の画面で設定すると、一つ前の状態のファイルが自動で残るようになります。万が一の時のお守りです。
技2:テンプレートを安全に使う
お手本のファイルを右クリックして「新規作成」を選ぶと、元のファイルを汚さずに、安全に作業を始められます。
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