朝礼(本日の要点)
- 入力は「セルを選ぶ → 打つ → Enter/Tabで確定」。
- 編集は ダブルクリック/数式バー/F2 を使い分け。
- セル内改行は Alt+Enter。自動改行は「折り返して全体を表示」。
- 「007→7」や「1/2→日付」対策は ‘(アポストロフィ) or 表示形式:文字列。
- 取消は Esc、やり直しは Ctrl+Z。移動しない時は F2で編集モード解除。
- 時短は「値貼り付け」「フィルハンドル」「Ctrl+E(フラッシュフィル)」。
はじめに
こんにちは、PCスキル工場のHiroです。
今回は、セルに文字を入力する方法について解説します。
全ての基本になりますので、反復練習してください。
※この記事ではWindows OSを利用しております。
1. 入力の基本ステップ
- セルを選ぶ(アクティブセル)
マウスでクリック、または矢印キーで移動。太い枠のセルが入力先。 - 文字を打つ
キーボードで直接入力。内容はセルと数式バーに同時表示。 - 確定して次へ
Enter:下へ(縦方向の連続入力に最適)
Tab:右へ(横方向の入力に最適)
Shift+Enter:上、Shift+Tab:左 - 取り消し
入力途中をやめる:Esc
確定後を戻す:Ctrl+Z
2. 入力済みの文字を直す
- ダブルクリック:セル内でカーソル点滅、ピンポイント修正。
- 数式バー:長文・式の編集に見やすい。
- F2:編集開始/再押下で入力モードへ戻る(矢印で隣へ動ける)。
3. すぐ引ける早見表
- 下へ確定:Enter
- 右へ確定:Tab
- 上/左へ:Shift+Enter/Shift+Tab
- 入力取消:Esc
- 編集開始:F2
- セル内改行:Alt+Enter
4. 見やすく入力するコツ(応用)
4-1. セル内で改行
- Alt+Enter(同じセルで改行)
- 自動折り返し:セル選択 → ホーム>折り返して全体を表示
4-2. 数字や日付を“文字”として入れる
- 先頭に ‘(例:
'007
、'2-10
) - 複数セルなら:範囲選択 → 表示形式:文字列
4-3. 記号・特殊文字
- 挿入>記号(Ω)→ 選んで挿入(©、®、✓、★など)
5. 効率化ワザ
5-1. コピー&ペーストと「値」貼り付け
- Ctrl+C/Ctrl+V
- 貼り付け後の貼り付けオプションから値を選ぶ(または右クリック→形式を選択して貼り付け>値)
5-2. 連続データ入力
- フィルハンドル:セル右下の黒い小四角をドラッグ(1,2,3…/月,火,水…)
- フラッシュフィル:パターンを2〜3件示して Ctrl+E(データ>フラッシュフィル)
6. スマホ・高齢者にやさしい見やすさ設定
- ズーム:右下を120〜150%。
- フォント:ホーム>サイズを 12〜14pt。
- 列幅:見出し境界をダブルクリックでちょうど良く。
7. よくあるつまずき Q&A
Q1. 007が7になる → ‘007 または 表示形式:文字列
Q2. 1/2が勝手に日付 → 入力前に文字列/‘1/2
Q3. 矢印で隣に動かない → F2で編集モード解除
Q4. 同じセルで改行したい → Alt+Enter
8. 今日の練習(3分)
- A1〜A5に果物名、B列に価格、C列にメモ(Alt+Enterで2行)。
- D列の型番は ‘001, ‘002… と入力→D1:D2を選んでフィルハンドルでD5までドラッグ。
- F1〜F5に名前を5件入力→隣列で姓だけを2件→G1をアクティブ後Ctrl+Eでフラッシュフィル。
終礼(本日のまとめ)
基本は「選ぶ→打つ→Enter/Tab」。
直す時は ダブルクリック/数式バー/F2。
思い通りの表示にするコツ:Alt+Enter(改行)+“文字列”扱い(’や表示形式)。
貼り付けは「値」を覚えるとトラブル減。
連続入力はフィルハンドル、整形はCtrl+E(フラッシュフィル)で一気に時短。
コメント