第1章-3 セルに文字を入力する方法

Excelスキル工場

朝礼(本日の要点)

  • 入力は「セルを選ぶ → 打つ → Enter/Tabで確定」
  • 編集は ダブルクリック/数式バー/F2 を使い分け。
  • セル内改行は Alt+Enter。自動改行は「折り返して全体を表示」
  • 「007→7」や「1/2→日付」対策は ‘(アポストロフィ) or 表示形式:文字列。
  • 取消は Esc、やり直しは Ctrl+Z。移動しない時は F2で編集モード解除。
  • 時短は「値貼り付け」「フィルハンドル」「Ctrl+E(フラッシュフィル)」

はじめに

こんにちは、PCスキル工場のHiroです。


今回は、セルに文字を入力する方法について解説します。
全ての基本になりますので、反復練習してください。
※この記事ではWindows OSを利用しております。

1. 入力の基本ステップ

  1. セルを選ぶ(アクティブセル)
    マウスでクリック、または矢印キーで移動。太い枠のセルが入力先。
  2. 文字を打つ
    キーボードで直接入力。内容はセルと数式バーに同時表示。
  3. 確定して次へ
    Enter:下へ(縦方向の連続入力に最適)
    Tab:右へ(横方向の入力に最適)
    Shift+Enter:上、Shift+Tab:左
  4. 取り消し
    入力途中をやめる:Esc
    確定後を戻す:Ctrl+Z

2. 入力済みの文字を直す

  • ダブルクリック:セル内でカーソル点滅、ピンポイント修正。
  • 数式バー:長文・式の編集に見やすい。
  • F2:編集開始/再押下で入力モードへ戻る(矢印で隣へ動ける)。

3. すぐ引ける早見表

  • 下へ確定:Enter
  • 右へ確定:Tab
  • 上/左へ:Shift+Enter/Shift+Tab
  • 入力取消:Esc
  • 編集開始:F2
  • セル内改行:Alt+Enter

4. 見やすく入力するコツ(応用)

4-1. セル内で改行

  • Alt+Enter(同じセルで改行)
  • 自動折り返し:セル選択 → ホーム>折り返して全体を表示

4-2. 数字や日付を“文字”として入れる

  • 先頭に (例:'007'2-10
  • 複数セルなら:範囲選択 → 表示形式:文字列

4-3. 記号・特殊文字

  • 挿入>記号(Ω)→ 選んで挿入(©、®、✓、★など)

5. 効率化ワザ

5-1. コピー&ペーストと「値」貼り付け

  • Ctrl+C/Ctrl+V
  • 貼り付け後の貼り付けオプションからを選ぶ(または右クリック→形式を選択して貼り付け>値

5-2. 連続データ入力

  • フィルハンドル:セル右下の黒い小四角をドラッグ(1,2,3…/月,火,水…)
  • フラッシュフィル:パターンを2〜3件示して Ctrl+E(データ>フラッシュフィル)

6. スマホ・高齢者にやさしい見やすさ設定

  • ズーム:右下を120〜150%
  • フォント:ホーム>サイズを 12〜14pt
  • 列幅:見出し境界をダブルクリックでちょうど良く。

7. よくあるつまずき Q&A

Q1. 007が7になる‘007 または 表示形式:文字列
Q2. 1/2が勝手に日付 → 入力前に文字列‘1/2
Q3. 矢印で隣に動かないF2で編集モード解除
Q4. 同じセルで改行したいAlt+Enter


8. 今日の練習(3分)

  1. A1〜A5に果物名、B列に価格、C列にメモ(Alt+Enterで2行)。
  2. D列の型番は ‘001, ‘002… と入力→D1:D2を選んでフィルハンドルでD5までドラッグ。
  3. F1〜F5に名前を5件入力→隣列で姓だけを2件→G1をアクティブ後Ctrl+Eでフラッシュフィル。

終礼(本日のまとめ)

基本は「選ぶ→打つ→Enter/Tab」
直す時は ダブルクリック/数式バー/F2
思い通りの表示にするコツ:Alt+Enter(改行)+“文字列”扱い(’や表示形式)。
貼り付けは「値」を覚えるとトラブル減。
連続入力はフィルハンドル、整形はCtrl+E(フラッシュフィル)で一気に時短。

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