ブックを保存する方法
基本のキ:最初のステップ
Excelでの保存は、ファイルの状況によって操作が異なります。まずは「新しいファイル」か「既存のファイル」かを選んで、基本的な操作を確認しましょう。
① 「名前を付けて保存」で新しいファイルを作成
初めて保存する操作です。ファイルの名前と保存場所を決めます。後から探しやすいように、分かりやすい名前を付けましょう。
ショートカット
F12
このキーを押せば一発で「名前を付けて保存」画面が開きます。
または
Ctrl + S
初めての保存では、このキーも「名前を付けて保存」になります。
保存シナリオ選択
あなたの「やりたいこと」は何ですか?下のカードを選ぶと、最適な保存方法とファイル形式、そしてその特徴が表示されます。
よく使う基本的な保存
他の人と共有するための保存
特定の目的でデータを扱うための保存
安心機能:データ消失を防ぐセーフティネット
Excelには、万が一の事態からデータを守るための強力な機能があります。「自動保存」と「自動回復」の違いを理解して、賢く利用しましょう。
リアルタイムで安心
☁️ 自動保存 (AutoSave)
OneDriveに保存
↓
変更を加えるたびに自動で上書き
役割: ファイルをOneDrive等に保存すると有効になる機能。手動保存の手間を省き、データ消失のリスクを大幅に減らします。
⚠️ 注意点:
- 利用にはMicrosoftアカウントの登録(無料)が必要です。
- インターネット接続が必須です。
- 変更は即時に上書きされるため、誤った操作もすぐに保存されます。
- 操作を間違えた際は、上部のファイル名から「バージョン履歴」を開き、過去の状態に戻すことが重要です。
万が一の備え
💻 自動回復 (AutoRecover)
PC内に保存 (ローカル)
↓
一定時間ごとに回復用ファイルを一時保存
役割: Excelのオプションで設定する保険機能。PCのフリーズや停電など、予期せぬ終了時にデータを復旧するのに役立ちます。
⚠️ 注意点:
- あくまで保険です。こまめな手動保存 (Ctrl+S) は引き続き重要です。
- 設定した時間間隔の間の作業は、回復できない可能性があります。
ヒントとテクニック
これらのテクニックを使えば、さらに効率的で安全なファイル管理が可能です。
📌 お気に入りの場所をピン留め
よく使う保存フォルダーを「名前を付けて保存」画面に固定できます。毎回フォルダーを探す手間が省け、作業がスピードアップします。
💾 バックアップを自動作成
「名前を付けて保存」の「ツール」→「全般オプション」から設定可能。保存するたびに、1つ前のバージョンのバックアップが自動で作成され、誤った上書きから復旧できます。
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