第2章-9 表の中で並び替えをする方法

Excel
Excel並べ替えインタラクティブガイド

表の中で並び替えをする方法

Excelの「並べ替え」は、データ整理の第一歩。

このガイドでは、基本から応用まで、わかりやすく解説します。

知りたい項目を選んで、スキルアップを目指しましょう!

1. 基本の並べ替え

データの並べ替えは、まずこの基本から。ごちゃごちゃの表も、ボタン一つで見やすくなります。図を見ながら、一番かんたんな方法をマスターしましょう。

昇順・降順って?

データを特定の順番に並べ替えることです。「昇順」は小さい順、「降順」は大きい順と覚えるのが簡単です。

図解:昇順で並べ替える

Before

氏名売上
佐藤200
鈴木150
田中300

After (売上を昇順)

氏名売上
鈴木150
佐藤200
田中300
  • 数値: 1, 2, 3... の順に並びます。
  • テキスト: あ, い, う... の五十音順に並びます。
  • 日付: 古い日から新しい日の順に並びます。

一番かんたんな方法:リボンからクリック

並べ替えたい列のセルを一つ選び、[データ]タブにあるボタンを押すだけ。これが最速です。

図解:リボンからの操作

[データ]タブ → 🔼昇順 or 🔽降順

① 売上の列のセルを一つクリック

氏名売上
佐藤200
鈴木150
田中300

② 降順🔽を押した結果

氏名売上
田中300
佐藤200
鈴木150

もう一つの方法:フィルター機能から

データの絞り込みも行いたい場合は、フィルター機能を使うと便利です。見出しの▼から並べ替えを選べます。

図解:フィルターからの操作

Ctrl+Shift+L でフィルターを設定

氏名 売上
佐藤200
鈴木150
田中300

② 「売上」の▼をクリックして「降順」を選択

🔼 昇順
🔽 降順
(フィルターオプション...)

③ 結果

氏名 売上 🔽
田中300
佐藤200
鈴木150

2. 応用テクニック

基本操作だけではできない、一歩進んだ並べ替えに挑戦しましょう。「部署ごと、かつ売上順」のような複数条件や、セルの色を使った並べ替えなど、図解でわかりやすく解説します。

複数の条件で並べ替える

「部署」でグループ分けした後、部署内で「売上」順にするなど、2段階以上の並べ替えができます。

図解:複数条件での並べ替え

Before

部署氏名売上
営業佐藤150
開発鈴木120
営業田中200
開発高橋100

After (①部署:昇順 ②売上:降順)

部署氏名売上
開発鈴木120
開発高橋100
営業田中200
営業佐藤150

3. 関数で並べ替える (新しいExcel向け)

元の表をいじらずに、並べ替えた結果を別の場所に表示できる便利な関数です。元のデータが変わると、結果も自動で更新されます。

SORT関数

指定した範囲をシンプルに並べ替えます。

=SORT(範囲, 列番号, 順序)

SORTBY関数

別の列を基準にして並べ替えます。

=SORTBY(結果の範囲, 基準の範囲, 順序)

他の関数と合体!

FILTER関数などと組み合わせると、さらに強力になります。

=SORT(FILTER(範囲, 条件))

4. 困ったときは (Q&A)

「うまく並べ替えできない!」そんな時のための解決策です。よくある失敗例と対策をまとめました。

見出しまで並べ替えられてしまう

解決策:

[並べ替え]画面で「先頭行をデータの見出しとして使用する」にチェックを入れましょう。

「結合セルが必要です」とエラーが出る

原因と解決策:

表の中に結合されたセルがあると並べ替えできません。先にセルの結合をすべて解除してください。

数値が正しく並ばない (1, 10, 2...)

原因と解決策:

数字が「文字」として入力されています。列を選び、セルの隅のエラー表示から「数値に変換する」を選びましょう。

元の順番に戻したい!

予防策:

並べ替える前に、連番を振った列(1, 2, 3...)を隣に追加しておくのが一番です。その列を昇順で並べ替えれば、いつでも元に戻せます。

このガイドでExcelの並べ替えをマスターし、データ整理をもっと楽しく!

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